未成年口座で初めて株式を買うときのスマホ操作を、楽天証券アプリを例に解説します。株数、成行、本日中、特定口座などの用語もやさしく解説し、注文→確認(注文照会/約定照会)まで一連の流れをまとめます。
本記事の前提と準備
本記事は、楽天証券の未成年口座で初めて株を買う人向けの操作ガイドです。口座開設と保護者の同意が済み、アプリへログインし入金を完了していることを前提に説明します。画面や名称はアプリ更新で変わる場合があります。

銘柄を探す
アプリ下部の「検索」をタップし、銘柄名または4桁の銘柄コードを入力します。候補から選ぶと詳細画面が開き、現在値・チャート・板情報・ニュースを確認できます。よく見る銘柄は「お気に入り」に登録すると便利です。

注文画面の見方
銘柄詳細で「買い」をタップすると、現物買いの注文画面が開きます。上部で現在値や板(気配)を確認し、下部で〔株数〕〔注文種類(成行/指値)〕〔有効期限(本日中 など)〕〔口座区分(特定/一般)〕を設定します。必要資金や手数料の概算、取引時間(通常/PTS)の表示があれば、発注前にあわせて確認しましょう。
買付条件を決める
①株数
- 買う数量。単元株=100株単位。
(※補足:一部の取引形態では1株から買える場合あり(手数料・約定タイミングは通常と異なることがあります。)
②注文の種類:成行(なりゆき)
- 価格を指定せず即時に約定しやすい注文。
- 値動きが大きいと想定より高く(安く)約定するリスクがあります。
(※補足:指値=「この価格以下(以上)なら買う(売る)」と指定する安全志向の方法。今回は成行を採用。)
③有効期限:本日中
- 当日の取引時間内のみ有効。引けまでに約定しなければ自動的に失効します。
④口座区分:特定口座
- 証券会社が損益計算を行い年間取引報告書を発行する。
- 源泉徴収ありを選ぶと、通常は確定申告が不要。
例(本記事で使う設定)
株数:100株/注文:成行/有効期限:本日中/口座区分:特定口座(源泉徴収あり)

最終確認〜発注
入力内容(株数・注文種類・有効期限・口座区分)と概算の必要資金を確認し、手数料や注意書きもチェックします。問題なければ「注文する」をタップします。(必要に応じてパスコードや生体認証が求められます。)
取引時間は、平日9:00–11:30/12:30–15:30(祝日等を除く)です。時間外は予約注文扱いとなり、翌営業日での取引となりますが、夜間PTS(17:00~23:59)を選べばその時間帯に約定する場合があります(23:59未約定は自動取消)。

注文後の確認
発注後は、アプリのメニューから「注文・約定照会」を開きます。注文照会には、受付中/発注中/一部約定/失効など、出した注文の進行状況が表示されます。約定照会には、売買が成立した注文が並び、約定数量・価格・時刻・手数料などを確認できます。成行は通常すぐ約定しますが、時間外や出来高が少ない銘柄では反映が遅れることがあります。約定後は「資産」の保有一覧や銘柄詳細の「保有」タブでも、保有状況をチェックできます。
iSPEED 国内株式の注文照会について
※本記事は教育目的の一般解説です。投資判断は自己責任で、最新の手数料・取引ルールは各証券会社の最新案内をご確認ください。