いきなりですが中学生の皆さんには、授業冒頭よりタイプスリップをしていただきます!
まず初めに「何の仕事」をする?
ズバリ、将来の夢。具体的に思い描けている人もいれば、とりあえず今はこれかな?って決める人、全く想像すらできない人、さまざまです。でも心配無用。私自身、中学生のときには何も考えていませんでした笑。だけど、今気づいて損はないのでこの授業を体験してほしい!
大人になったら自分はいくら稼ぐのか?
たくさん稼ぐことが良いわけではなく、自分が思い描く人生を送れるかをシミュレーションし、気付きを得ることが目的です。
目指す仕事による見込みの年収や平均的な数字を伝えながら、現役時代の総収入を計算します。現在の日本国内のおける生涯年収は約2億円程度です。
具体的に目指していきたい仕事があっても働き方(経営者、事業主、会社員)によって稼げるお金は違います。また、稼いだお金の運用の良し悪しで、一生のうちに使えるお金も人それぞれ。
各学校の授業のコマ数や依頼時の企画内容など、ご要望に合わせて、概要にとどめたり、深堀りをしたり調整することも可能です。
結婚をするか、しないか、選択の自由
以前は結婚することを前提にワークショップを進めていました。子どもの数は自由に決めてもらいました。子ども一人(つまり自分たち自身)を育てあげるお金が想像以上に高額であることに気づいて、「結婚はしないっ!」とか、「親に感謝」、「頑張って勉強しないと」なんていう生徒さんが出てくることもあります。
これからの授業では、結婚やその後の働き方についての考え方を柔軟に取り入れていきます。デリケートな部分ではありますが、お金やキャリアに大きく影響する部分なので、大事なポイントはぜひ知っていただきたいと考えます。
住む場所は?家を買うの?
選択する業界、職種、働き方によって住める場所は決まります。日本国内でも不動産価格に開きがあり、家賃などの住居費はさまざま。東京と地方とでは異なりますし、同じ東京23区内でも場所によって、物件ごとに大きく違います。
家を建てる?マンションを買う?あるいは転々と生活の拠点を変えていくなど、自分らくし生きるうえでも、仕事の場所より住む場所にこだわる人も増えてきています。
日本以外の物価水準を知っておく
検索サイトでは、世界の国々を比較したさまざまなデータを見ることができます。統計によっては、日本で最も物価の高い東京でさえも世界のトップ10に入っていないことも。
ここ20年ほど日本はGDPが停滞しており、国民一人あたりのGDPは、G7のなかで6番目。海外で仕事をしたり、外国で暮らすことも視野に、国や地域によって物価の違いがあることを知ることが出来ます。
まとめ
毎月の生活費、家賃や不動産価格、子どもへの教育資金は国ごとに特性があります。いっぽう誰しも避けて通れない「大人になったらお金を稼いで、家族のことや住まいのことを考える時期」がやってくること、その結果により、もらえるお金、支払うお金が変わってくることをワークショップを通して体験します。
必ずしも授業の結果が答えではなく、中学生の皆さんにとって、今がとても大切な時期であること、何かに取り組み続けることが有意義であることなど、を理解してもらえると幸いです。