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【2024年版】1か月の生活費・住宅ローン・教育費のリアルな平均額を知ろう!

授業のヒント

あなたは1か月の生活費、ちゃんと把握できていますか?

「スマホ代が高いな…」「最近、外食が多いかも」――そんなことを思ったことはありませんか?

今回は、平均的な家庭の支出データから「毎月かかる生活費」「住宅ローンの返済額」「子ども一人にかかる教育費」について、中高生にもわかるように整理して紹介します。

※本記事で紹介している教育費は、児童手当や高校無償化、大学無償化制度などの公的支援を考慮しない「実費ベース」の平均額です。実際には以下のような支援制度があります:

  • 児童手当:高校卒業までの子どもに対し、月1万〜1万5千円が支給されます。
  • 高等学校等就学支援金(高校無償化):国公私立問わず、高等学校等に通う所得等の要件を満たす世帯の生徒に対して、授業料に充てるための高等学校等就学支援金を年11万〜39万円給付。
  • 高等教育の修学支援新制度(大学等無償化):令和7年度から多子世帯の学生等については、所得制限なく、大学等の授業料・入学金を国が定める一定額まで無償。
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【生活費】勤労者世帯における1か月の平均支出は325,137円

総務省「家計調査報告(家計収支編)2024年平均結果」では、2人以上の勤労者世帯1か月の消費支出は325,137円とされています。
※勤労者世帯(平均世帯人員3.23人、平均有業人員1.81人、世帯主の平均年齢50.5歳)

引用:総務省「家計調査報告(家計収支編)2024年平均結果」
  • 食費:27.1%(約88,000円)
  • 交通・通信:15.4%(約50,000円)

手取り収入522,569円のうち、6割超にあたる325,137円が生活費に使われている状況です。中でも「食費」「交通・通信費」が上位を占めています。

【住宅ローン】新築購入で平均3,300万円を借りている

国土交通省の「民間住宅ローンの実態調査(2023年)」によると、新規で住宅ローンを組む場合の平均借入額は3,300万円です。

35年ローン(金利2.0%の場合)で総支払額は約4,400万円です。月々の返済額は約122,000円になります。借りる金額や金利によって返済額は大きく変わるため、住宅を購入する際には長期的な視点で資金計画を立てる必要があります。

住む場所によって土地やマンションの価格は大きく異なります。また家族構成によって必要な間取りや広さも変わり、それらは予算に影響します。計画的に貯金や投資をするとともに、親からの贈与があれば、さらに借入額を抑えることができます。

【教育費】大学卒業で子ども一人あたり、800万〜4,000万円かかる!?

幼稚園
(3年間)
小学校
(6年間)
中学校
(3年間)
高校
(3年間)
合計
公立553,938円2,017,590円1,627,425円1,793,256円5,992,209円
私立1,042,014円10,968,672円4,681,077円3,090,849円19,782,612円
文部科学省:令和5年度子供の学習費調査の結果より抜粋

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査の結果」によると、すべて公立に通った場合、幼稚園から高校卒業までにかかる教育費は約599万円です。

いっぽう、すべて私立に通った場合には約1,978万円。上の表は、平均的な習い事や学習塾の学校外費用も含まれた金額です。さらに大学まで進学すると、以下のような費用が必要になります。

入学金授業料施設設備費4年間合計
(私立医歯系6年間)
公立374,371円536,191円2,182,195円
国立282,000円535,800円2,425,200円
私立文系223,867円827,135円143,838円4,107,759円
私立理系234,756円1,162,738円132,956円5,417,532円
私立医歯系1,077,425円2,863,713円880,566円23,543,099円
文部科学省:私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果についてより抜粋

自宅を離れて、一人暮らしなどをする場合には通学費用に加えて、さらに下宿代など4年間で数百万円の負担になることもあります。

家庭の負担を軽減するためには、奨学金制度や大学無償化制度の活用が有効です。特に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は多くの学生が利用しており、制度ごとに条件や申請時期が決まっています。進学は将来のキャリアにも大きく関わるため、早めに制度を知り、家族と資金計画を立てることが重要です。

まとめ|データを知って、お金との上手な付き合い方を考えよう

今回紹介したのはあくまで「平均」の数字です。生活スタイルや家族構成によって実際の支出は異なります。まずは「どんな生活に、どれくらいのお金がかかるのか」を知り、自分の将来に向けたイメージをもつことが、金融教育の第一歩になります。

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