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SDGs 中学生向け出前授業 生涯収入を計算してはいけない理由

SDGs

貧困から身を守るためにはあなたにとって「生涯いくら必要か?」、これをまず知ることが大事。年収1億円もらえたら何も苦労しない、、、なんて思っていませんか?

貧困とは、「支出>収入」の状態がつづく状態。稼ぐお金より、使うお金のほうが多くなること。収入に見合った生活をするか、理想の生活を送るために収入を増やすか、あなたにはどちらも選べるチャンスがあります。

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日本の貧困とは

厚生労働省の国民生活基礎調査の概況(2019年)によると、相対的貧困率がおよそ15%と報告されている。ざっくり計算で国民1億2,000万人のうち、1,800人に相当するわけで、世帯年収においては200万円以下が相対的に貧困と分類されることになる。

図1 所得金額階級別世帯数の相対度数分布 
引用:厚生労働省の国民生活基礎調査の概況(2019年)

貧困とは「教育、仕事、食料、 保健医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・ サービスを手に入れられない状態のこと」と定義

引用:国連開発計画(UNDP)

お金は3つの動きをおさえる

使う

日々の生活資金と三大支出(子どもを育てるための教育資金、理想の暮らしの拠点となる住宅資金、セカンドライフを楽しむための老後資金)を中心に試算します。大雑把にいえば、こんな感じ。

日々の生活資金は家族構成や住む地域にもよりますが、月額20〜30万円程度が一般的。ちなみに、海外で暮らす場合には各国の物価水準を考慮しておくと、よりリアルに。

教育資金は進学コースにもよりますが、子ども一人あたり大学卒業までに1,000〜3,000万円程度。「だったら、結婚しない!」なんて発言が出ることも。

家やマンションを買う場合なら3,000〜5,000万円くらい。「おれ、1億円の家建てる!」、男子あるあるです。

例えば、将来結婚して配偶者と子ども3人との暮らしを望むなら、

  • ・生活資金:月額30万円×12ヶ月×43年(リタイア65歳-大学卒業22歳)=1億5,480万円
  • ・教育資金:2,000万円×3人=6,000万円
  • ・住宅資金:5,000万円×1.2(ローン金利分として)=6,000万円

以上、合計2億7,480万円が現役時代に消費されるお金と計算されます。

いやいやもっとド派手にいくなら、

  • 生活資金:月額100万円×12ヶ月×43年(リタイア65歳-大学卒業22歳)=5億1,600万円
  • 教育資金:4,000万円×3人=12,000万円
  • 住宅資金:10,000万円×1.2(ローン金利分として)=12,000万円

以上、合計7億5,600万円ですね。こういう暮らしをしている人もいるでしょう。

稼ぐ

3つの働き方(経営者、個人事業主、会社員)、業界、職種によって収入はさまざま。望む暮らしを手に入れるために必要な資金をあらかじめ概算でイメージできたら、次は既に決まっている夢、興味のある仕事や得意なことを活かせる職種でいくらぐらい稼いでいる人がいるのか、情報収集してみましょう。

日本の平均所得なら年間552万円×43年(リタイア65歳-大学卒業22歳)=2億3,736万円

使うお金に対して、収入が不足するなら配偶者の収入を加えたり、収入アップが見込める働き方・業界・職種を再検討してみるのも一つです。将来の選択肢の幅が広がるかもしれません。

ここではハリウッドスターや超一流スポーツ選手の年収などを中学生の皆さんに伝えると、とても盛り上がります!

増やす

稼いだお金は浪費せず貯金したり、運用しましょう。「収入=支出」の状態では、何かのトラブルやアクシデントに見舞われ、急な出費には対応できません。またいざというときの大きな買い物を諦めることにも。

「収入>支出」で余ったお金を計画的に運用して増やすことができれば、目標とすべき収入をカバーしてくれます。自分自身が働くわけではないので、稼いだお金をどこに置いておくか。置き場の選択で、10年、20年先の所持金に差が出ます。

増やすためには、株式・債権・不動産・商品などにお金を振り分けていく習慣をつけておくとよいでしょう。特に若いうちから少しずつ始めたほうがリスクを低減できます。

自分を信じてチャレンジを!

今、あなたはどんな状況でしょうか?

「夢に向かってます!」、なんて人は少数派。何となくモヤモヤしている、将来が不安でしかない、そんなこと考えている場合じゃない、などさまざまですよね。ワークを通して「将来生きていくコスト」を知ることは、夢を追いかけるということが今より現実化します。

同時に理想の暮らしを手に入れるために、希望の業界や職種を変更したほうがよいという考え方が出てくるかもしれません。すぐに決める必要はありませんよ。まずは知ってほしい、気づいてほしい。

お金のことが心配。でも探してみるとさまざまな奨学金制度や自治体、企業や投資家からの支援があります。経済的に余裕がなくてもチャレンジャーを受け入れる世の中。勉強やスポーツ、習い事、特技などをどんどん磨いてほしい。

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