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高校生の投資デビュー】株価下落で落ち込む娘が「212円」で笑顔になった日~NTT株は最強の教材~

授業のヒント

「たった212円?」と思うかもしれません。でも、この212円が、高校生の娘の『投資への意識』を劇的に変えました。

前回の記事で口座開設と注文方法を学び、実際に娘がNTT株を購入しました。しかし、投資の世界は甘くありません。買った直後に株価は下落。「パパに騙された…やっぱり買わなきゃよかった」とため息をついていた娘。

そんな「含み損」の空気が漂う我が家に、ある日届いた一通の通知が、状況を一変させました。

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「含み損」のあとに届いた「LINE通知」

11月28日、私のスマホに証券会社から「配当金入金」の通知が届きました。
私はすぐに、娘にLINEを送りました。

「NTTから配当金入った?」

すると、娘から、即座に返信が来ました。

「どこで確認するの?!」

そのレスの早さからは、不安と、そして「もしかしたら自分も?」という期待が入り混じった焦りのようなものが感じられました。
私は楽天証券のアプリ「iSPEED」の画面キャプチャを送り、確認方法を教えました。

数分後、娘から無言で送られてきたのは、「受取金額 212円」と表示された入金画面のスクショ。その画面の向こうで、娘がホッと胸をなでおろし、少しニヤけている顔が目に浮かびました。

「株価が下がっても、お金がもらえるんだ」

この瞬間、娘は初めて本当の意味での「株主」になったのだと思います。

なぜNTTは「失敗」も学べる最高の教材なのか

金融教育において、NTT株を「教材として扱う」最大の理由は、「痛みを伴う失敗」と「癒やし(配当)」の両方を、お小遣いの範囲で体験できるからです。

「自分のお金」だからこそ本気になれる

NTT株は、現在1株160円前後です。(2025年11月執筆時点)1単元(100株)買っても16,000円程度です。

デモトレードやシミュレーションでは、いくら損をしても「ゲームの中の話」で終わってしまいます。しかし、自分のお財布から出したお小遣いであれば、たとえ数百円のマイナスでも、高校生にとっては死活問題です。この「本気で悔しがる経験」こそが、相場を見る目を養います。

下落相場での「心の支え」を学ぶ

株価(キャピタルゲイン)は水物で、プロでも予測は難しいものです。一方、配当金(インカムゲイン)は、企業が利益を出している限り定期的に入ってくる「確定した現金」です。

今回の娘のように、「株価が下がって辛い」という心理状態の時に、チャリンと入ってくる配当金のありがたみを知ることは、長期投資を続ける上で非常に重要なマインドセットになります。

親が自信を持って「NTT」を勧める4つの理由

ここからは少し「大人(教育者)」の視点で解説します。「手頃な価格だから」という理由だけでなく、なぜNTTなら安心して子供に持たせられるのか。その論理的な裏付けを紹介します。

画像引用元:統合報告書2025 2025年9月30日 NTTグループIR資料より

国が筆頭株主という「圧倒的な安定感」

NTTの筆頭株主は「財務大臣(日本政府)」であり、政府保有比率は33.33%に達します(2025年3月末時点)。

これは「NTT法」という法律で、政府が発行済株式の3分の1以上を保有することが義務付けられているためです。国がバックについている企業であり、倒産リスクは一般的に低いと考えられており、投資初心者にとって最大の安心材料の一つになります。

日本の生活を支える「インフラ産業」

もし明日、スマホやインターネットが使えなくなったらどうなるでしょうか? 日本中がパニックになりますよね。

通信は、水道・電気・ガスと同じ「ライフライン」です。景気が悪くなったからといって解約されることが少なく、安定した収益基盤を持っています。「社会になくてはならない会社」の株を持つ意義を教えやすいのです。

銀行預金より魅力的な「配当金」

NTTは、1株あたり年間5.2円(2025年度実績)の配当を出しています。

今の銀行預金の金利はごくわずか。たとえば16,000円を銀行に預けても利息はつきませんが、NTT株に変えておけば、年間520円(税引前)のお金が生まれます。「お金を銀行に眠らせるか、働かせるか」の違いを、具体的な数字で実感させることができます。

電話だけじゃない!「NTTの未来」

「NTT=昔の電話屋さん」だと思っていませんか? 実は今、最先端の技術で世界を変えようとしています。

  • IOWN(アイオン)構想: 通信を「電気」から「光」に変える革命的技術。従来と比べて電力消費を100分の1程度に抑え、遅延もほとんど感じないレベルまで小さくすることを目指している技術です。離れた場所にいても、隣にいるかのようにロボット手術や音楽セッションが可能になります。
  • 生成AI「tsuzumi(つづみ)」: 軽量モデルでありながら日本語に強く、省エネな独自のAIを開発し、企業の業務効率化を支えています。

安定していながら、こうした未来の成長性も秘めている点が、長く保有する教材として最適なのです。

実際の画面で見る「配当金の確認方法」(iSPEED版)

娘がつまずいたポイントは、多くの初心者が迷うポイントでもあります。ここで、実際の確認手順を整理しておきましょう。

STEP 1:楽天証券のアプリ「iSPEED」を開き、右下の「メニュー」のを選びます。

STEP 2:メンテンス画面を下へスクロールし「配当・分配金」という項目を探してタップします。

STEP 3:履歴を確認

ここに、いつ、どの銘柄から、いくら入金されたかが一覧で表示されます。
今回の娘の場合、「受取金額 212円」と表示されていました。これは税金(約20%)が引かれた後の「手取り額」です。

【教育のポイント】
「ここを見ると、過去の履歴もずっと残るんだよ」と教えてあげてください。配当金が積み上がっていく履歴を見ることは、投資を継続するモチベーションになります。また、「なぜ212円なのか(税金が引かれていること)」を説明する良い機会にもなります。

親子で「同じ株」を持つという教育法

今回、親子で同じNTT株を持ってみて、改めてその教育効果を感じました。

共通言語ができる

「今日、NTTのニュース見た?」「ドコモの新プラン出たね」といった会話が自然と生まれます。そして今回のように「配当入ったね!」という喜びを共有できます。これは、親子で同じ船に乗っているからこそできる体験です。

ニュースが「自分事」になる

娘は株を持ってから、経済ニュースへの関心が明らかに高まりました。「円安」や「日経平均」といった言葉が、教科書の中の用語ではなく、自分のお小遣いに直結するリアルな情報に変わったからです。

先生へのヒント

もし学校の授業で扱うなら、先生自身も1株だけでも買ってみることを強くお勧めします。「先生も昨日、配当金入ったぞー。みんなはどうだ?」と声をかけるだけで、生徒の食いつきと授業のリアリティは劇的に変わるはずです。

まとめ

  • 投資は「資産が増えた・減った」だけのゲームではありません。
  • 下落相場で落ち込んでいた娘を救ったのは、わずか212円の配当金と、その背景にある「企業の強さ(インフラ・国策)」でした。
  • 「安定性(国が株主)」と「将来性(IOWN・AI)」を兼ね備え、お小遣いで買えるNTT株は、金融教育の最初の一歩を考えるうえで、とても扱いやすい教材です。

もちろん、実際の投資判断は、必ず最新の情報を確認したうえで、ご家庭やご本人の責任で行ってください。まずは1株買ってみる。その小さな行動が、経済を学ぶ大きな扉を開いてくれるはずです。

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