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大学生に「NISAって儲かりますか?」と聞かれたので、私なりに答えてみました

授業のヒント

先日、ある大学生からこんな質問を受けました。

「NISAって、儲かるんですか?」

とても率直で、いい質問だなと思いました。

たぶん、この一言の中には、
「せっかく始めるなら得をしたい」
という気持ちと、
「でも損をするなら怖いな」
という気持ちの両方が入っているのだと思います。

実際、投資に興味を持ったとき、最初にそこが気になるのは自然なことですよね。
私はそのとき、こんなふうに答えました。

「NISAそのものが儲かるわけではないよ。でも、大学生なら早く始める意味はかなり大きいと思う

今日は、その理由をもう少し丁寧に書いてみようと思います。

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NISAそのものが「儲かる制度」というわけではありません

まず、ここは大事なので、最初にはっきり書いておきます。

NISAは、口座を開けば自動的にお金が増えるような、魔法の制度ではありません。

「NISAをやれば儲かる」のではなく、
NISAはあくまで、投資で得た利益に税金がかかりにくくなる仕組みです。


なので、本当に大事なのは、
NISAを使うかどうかだけではなくて、

何を買うのか
どれくらいの金額で始めるのか
どんな気持ちで続けていくのか

そういう部分だと私は思っています。

だから、「NISAって儲かりますか?」と聞かれたら、
私はまず、
「NISAだから儲かる、とは言えない」
と答えます。

でも、そこで終わってしまうのも、少しもったいない気がしています。

それでも、大学生には早く始めてほしいと思っています

なぜかというと、投資は、勉強だけではなかなかわからない部分があるからです。

本を読む。
動画を見る。
制度を調べる。
投資信託と株の違いを知る。

もちろん、どれも大切です。
むしろ、何も知らずに始めるより、少しでも学んでからのほうがいいと思います。

ただ、それでもやっぱり、実際に自分のお金でやってみないと見えてこないものがあります。
少額でも始めてみると、景色が変わるんです。

値動きが気になる。
ニュースが目に入る。
企業の名前が、ただの名前じゃなくなる。
配当が入ると、うれしい。
下がると、不安になる。

そんなふうに、お金の話や経済の話が、急に「自分ごと」になっていきます。
頭で知っていたことが、感覚と結びついて、ぐっと解像度が上がる。
私は、この変化がとても大きいと思っています。

投資は、「十分に勉強してから始めるもの」でもあるけれど、
同時に、「始めてみることで勉強が深まるもの」 でもあるんですよね。

娘を見ていて、そのことを強く感じました

このことを私が強く感じたのは、娘の様子を見ていたからです。

娘が最初に投資を経験したのは、高校生のときでした。
高校生なので、NISAは使えません。
それでも、証券口座を通じて、実際に株を買う経験をしました。

最初は、買ったあとに値下がりして、やっぱり落ち込んでいました。
自分のお金が減るように見えると、不安になる。
それは大人でも同じですし、高校生ならなおさらだと思います。

でも、その後に配当金を受け取ったことで、娘の中で少し見方が変わったように感じました。

株は、ただ上がるか下がるかを見るものではない。
持っていることで受け取れるものがある。
その会社が利益を出しているから、自分にも還元される。

そんなことを、言葉としてではなく、自分の感覚として受け取ったのだと思います。
さらに別の銘柄を買ってからは、その会社だけではなく、業界の動きやニュースまで気にするようになりました。

私はその姿を見ていて、やはり思いました。

勉強だけでは、届かないところがある。
でも、自分で少し持ってみると、知識が「点」ではなく「線」になっていく。
そうやって線が増えていくと、社会や経済の見え方そのものが変わってくる。

これは、若いうちに投資を体験する大きな意味のひとつだと思っています。

だから私は、大学生には「まず口座を開いてみよう」と伝えました

その大学生には、私はこんなふうに伝えました。

まずは証券口座を開いてみること。
そのうえで、1000円でもいいから、NISAで積み立てを始めてみること。
そして、余裕があれば、少額で買える個別株を1つ持ってみるのもいいと思う、と。

ここで大事なのは、最初から大きく儲けようとしないことです。

月1000円でもいい。
むしろ、それくらいの小さな金額で十分だと私は思っています。

最初に必要なのは、大きなお金ではなくて、
自分のお金がどう動くのかを、自分で見てみる経験 です。

積み立てをしてみると、増える月もあれば、下がる月もあります。
でも、その上下も含めて、「続けるってこういうことか」と少しずつわかってきます。

そして、もし個別株を1つ持つなら、私は
「教材として持つ」
という感覚がいいのではないかと思っています。

たとえばNTTのように、比較的少額で買いやすく、配当という形で「持つ意味」を感じやすい銘柄は、大学生にとって学びの入口になりやすいと感じます。

もちろん、これは「この銘柄が正解」という話ではありません。
あくまで、少額で企業を見る目や、配当の感覚を育てるひとつの例です。

積立で土台をつくる。
少額の個別株で、会社を見る目を育てる。


私はこの二つは、どちらが正しいかではなく、役割の違う学びだと思っています。

早く始めたほうがいい。でも、無理をする必要はありません

ここは、誤解してほしくないところです。

私が「早く始めたほうがいい」と書くのは、
「今すぐ大きなお金を入れたほうがいい」
という意味ではありません。

生活費を削ってまでやる必要はありません。
借金をしてまでやるものでもありません。
SNSで見かけたおすすめ銘柄を、よくわからないまま買うことも勧めません。

大切なのは、なくなったら困るお金ではなくて、続けられる小さな金額で始めることです。

大学生のうちの1000円、2000円の経験は、金額以上の意味があると私は思っています。

社会人になってから、もっと大きなお金を動かす前に、
小さく経験して、
小さく悩んで、
小さく失敗して、
小さく学べるからです。

若いうちの少額の経験は、将来の大きな失敗を防ぐための、安い授業料なのかもしれません。

私が大学生に本当に伝えたいこと

私が大学生に本当に伝えたいのは、
「NISAは儲かるのか」
ということだけではありません。

それよりも大事なのは、
お金との付き合い方を、自分で考え始めること
だと思っています。

少額でも、自分で口座を開く。
自分で選ぶ。
自分で値動きを見る。
自分で不安になったり、うれしくなったりする。

その経験を通して、ニュースの見え方が変わります。
企業を見る目も変わります。
社会を見る解像度も、少しずつ上がっていきます。

私は、これこそが若いうちに投資を体験する意味だと思っています。

NISAは魔法ではありません。
でも、大学生が「自分のお金と社会のつながり」を学び始める入口としては、とてもいい仕組みだと思います。

最初から大きく儲ける必要はありません。
1000円でもいい。
1株でもいい。

まずは、自分のお金が動く経験をしてみること。
そこから、学びの解像度はぐっと上がっていくはずです。

もし大学生のあなたが今、
「NISAって儲かるのかな」
と思っているなら、私はこう伝えたいです。

儲かるかどうかを考える前に、まずは小さく始めてみてください。

きっとその一歩が、お金との付き合い方を変えるきっかけになると思います。

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